粗品

郵便局や銀行で契約・手続きをした時に貰える粗品。
保険会社のセールスレディーが配っている粗品。

景気が良かったころは驚くほど豪華で、お正月に子どものお年玉を預けに行っただけで、その銀行のマスコットキャラクターの絵柄が入った立派なカレー皿をくれたりしていた。

ところが近年不況で、粗品のクオリティーはどんどん落ちる一方なのは誰もが感じていることだと思う。
企業が自社グッズ製作のコストを削減したのだ。

最近は消耗品が多い気がする。
これはこれで今は貰う側も大変ありがたい。
ただ、オマケの効果測定をしているようには思えないので、慣例に従って無計画にやっているだけなのではないか。

とある年明けに用事があって銀行で手続きをしたら、片手で抱えるサイズの福袋を貰った。
中身はタオルやあまり馴染みのないメーカー名の台所洗剤・排水溝用のネット・ポケットティッシュなどが入っていた。

ちょうど我が家では洗剤が切れていたので、痒いところに手が届いたこのチョイスに感心したのを覚えている。
さて、ここにも巧みな心理が作用しているのだ。
人は何か与えられたらお返しをしなければならないと感じる。

返報性というものであるが、特に日本では昔から貸し借りの応酬が日常茶飯事であり、ビジネスにすぐに応用される。
まともな人間なら返報性が効果があるのだが、中には何とも思わない人もいる。
そういう人は無理に追いかけないようにする。

顧客化するだけ徒労に終わる。

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