立地のよいオフィス

つい最近まで働いていた企業は、私にとってはとても立地条件の良いところにありました。
まず駅から近く、電車を降りて五分以内には自分のデスクに到着できるくらいの距離でした。

「駅近」というのは重要なポイントですよね。

そして、そこは高層ビルが立ち並ぶようなオフィス街ではなく、住宅街とショッピング街が混合したようなところで、都心の一等地と言えるような場所にありながら、昔ながらの商店街があったと思えば、おしゃれなカフェや高級レストランなどもたくさんある、そんな街でした。

私の一番の楽しみはランチやショッピング。カフェやレストランが多いので、毎日あちこち食べ歩いたものです。
その分、ランチ代は高くつきましたが。

でも、いまでも、あの店のあのランチをまた食べたいなぁと思うことが時々あります。
そろそろフラッと行ってみてもいいかなあと思うのですが、ひとりで行くには少し寂しい気もしますので、友人を誘ってついでにお出かけもいいですよね。

考えてみると、通勤に便利が良いというのは、誰でも望むことなので必然的に人は多くなります。
都心であればあるほど、電車の遅延などであっという間にパニック状態に陥るほど、交通網がマヒしてしまうのは、今後の行政上でも問題として取り扱うことになるのではないでしょうか。

ちょっとだけ都心を離れると、ゆったりとした感じで通勤が出来るのが心地よいものです。

電車に乗るときによくあること

毎日通勤で電車を利用している。
便利な電車、時間通りにくるし、ガソリン代はかからないし、安く済む。
そんな電車様様であるが、結構毎日恥ずかしいことが起こる。

まずは、電車内の居眠り。
毎日乗っていると立ったまま眠る術を身につけるのであるが、足が途中でかくっとなるのはどうしたって防ぎようがない。
いわゆる「膝カックン」というやつである。
運よく座れたときでも、迂闊に熟睡してしまうと、隣の人に寄りかかったり、船を漕いだりして非常な迷惑をかけていることがある。
これらは結構な恥ずかしさとともに、車内トラブルになる危険をはらんでいるので要注意だ。
それから、電車の乗り継ぎ時。
乗り換え時間が一分しかなくて、隣のホームに行かなくてはならないとき。
必死に走ってホームにたどり着いても、タッチの差でドアが閉まって乗れなかった、なんてことになったとき、ホームに取り残される心が痛い。
乗れたら乗れたで、運動不足の大人が走った後にどういう表情になるか想像に難くあるまい。
これもなかなかに痛いところである。
そして、電車を待っているときに、次に来る電車の情報をよく見ていないなんてこもとままある。
車両が4ドアなのに、間違えて3ドアの乗車口で待っていたとき。
本を読んでいたりなんかすると、他の人がきちんと4ドアのところに並んでいて、ひとりだけ3ドアのところで待っていたということに気づかないことがある。
そうすると、実際電車が入ってきて乗る段になると、列の一番最後に並びなおして乗らなくてはならないのである。
混んでいたら乗れないし、乗り場を間違えました、と自分で言っているようなものですごく恥ずかしい。
10両しかない電車がくるというのに、15両乗車口の最後尾で待っていたときなんかは悲惨だ。
猛ダッシュしたところで乗れなかったりするのだ。
本当に、電車というのは恥ずかしいことが沢山おきるところである。
それでも毎日乗っていると慣れてしまって、人並みに厚顔無恥になるものであるが。

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